岐阜県建築士会　岐阜支部

開催日時：平成２９年　２月１７日（金）
会　　場：みんなの森メディアコスモス１階かんがえるスタジオ
講演者：田中　　彰　様　高山市教育委員会　高山市史編纂専門員　学芸員
　　　　　五味川裕明　様　郡上市教育委員会　社会教育課長
　　　　　岩井　彩乃　様　郡上市教育委員会　社会教育課　主査

岐阜県内において重要伝統的建造物群保存地区の保存・活用を進めてみえる、高山市と郡上市から講師をお招きして、選定までの苦労、現在の問題、未来への課題等をお聞きしました。
指定・選定に当たり住民の同意の割合が、高山市ではほぼ１００％であったが、郡上市では７０％台であったこと。
高山市三町重伝建地区は商家の跡が観光客に対する店になっているのに対して、高山市下二之町大新町重伝建地区は高山市民の為の店が営まれていること。
高山市の町並保存会の多くが各屋台組を中心に活動していること。
郡上八幡の町並みは大正８年の大火以降の建物が多いが、町割りは殆ど昔のままで、統一感の有る町家が建ち並んでいること。
興味深い話が次から次へと聴かれて、とても時間が足りませんでした。
町並み保存は、強力な牽引者と住民の理解と協力、そして予算だなと感じた講演会でした。

岐阜支部　副支部長　入山　要