四方山話
「温故而知新、可以為師矣」 について
子曰わく、「故きを温ねて新しきを知れば、以って師と為るべし」
(ふるきをたづねてあたらしきをしれば、もってしとなるべし。 と読みます)
これは、『論語(為政篇)』の出典によるもので、孔子が弟子に対し、
師となる条件として、先人の思想や学問を研究するよう述べた言葉です。
現代においてもよく耳にする馴染みのある熟語の1つです。
この言葉の解釈や読み方については、漢学者により違いがあるようで、
辞典によっても解説が異なっていますが意味としては、
「過去の事柄や学説などをじっくりと学び、そこから現実にふさわしい
新しい価値・意義を再発見できるようになれば、人を指導する立場に
立つ資格がある」。
建築士として、街づくりや建築にたずさわるものとして、先人の英知や
技術を学び、古きものを研究し新しい道理を見つける、過去を振り返って
現在を見直す、そういった思いから岐阜支部のトップページにこの言葉
を掲載しております。