平成24年度活動報告
HOME平成24年度活動報告研修会「LEDについて」
研修会「LEDについて」
委員長挨拶
研修会「LEDについて」
日 時:平成24年12月3日(月)
13:30~16:30
会 場:ふれあい福寿会館 405号室
参加者:女性委員8名+一般・士会会員7名
(女性委員会と岐阜支部合同にて開催)
講 師 DAIKO大光電機(株)経営戦略室 広報部長
NPO法人LED照明推進協議会 広報委員
京都造形芸術大学芸術部空間演出デザインコース非常勤講師
中尾 晋也氏
LEDについての研修会に参加して
報告者 飯沼 あい子
「LED照明はこれからどう動くのか」
―LED照明の動向から使用上の留意点まで―
の演題で中尾晋也氏(大光電機㈱経営戦略室広報部長)の話を聞きました。
・歴史 1960年代パイロットランプからスタートしバックライトを経て一般照明へ(当初はイルミネーション・サインボード等)
・市場 日本からスタートした大手5社だが現在では新興のアジアとの競争
・動向 日本では白熱電球の製造中止によりLEDが増産ラッシュだが、
2020年までには成長率が止まるとの予測がありメーカーは価格
下落競争の様相。ただ、不良品が出回り器具の故障も起きている。
よって電気用品安全法規制対象となり24年7月1日以降はPSE
表示により確認ができる。ただし、蛍光ランプ形は対象外なので注意
が必要将来はJIS化の見通し。
・LEDの特徴 Light Emitting Diodo
メリット ・長寿命 ・光に紫外・赤外線含まない
・寒さに強い ・瞬時点灯に優れている
・衝撃に強い
かつてのデメリット ・演色性に乏しい ・高価
(今は改良されている)・1つの素子のパワーが弱い
・色のばらつきがある
・これからの照明について
・何でもLEDというよりライフスタイルによって照明の種類を選ぶ事
が必要。古来より日本人は薄明りを愛でた民族であったのに今は明るすぎる(特に蛍光灯の色)それでも震災以降明るさを抑える風潮も出てきている。
・今までは器具よりランプの寿命がずっと短かったので、ランプを随時取り替えていたが、LEDは長寿命なので器具と一体と考えるようにすることが必要(冷蔵庫やエアコンのように壊れたらそっくり取り替える)
以上の講演を聞いて特に最後の2点については大いに共感しました。又余談で
したが、蛍光灯には眠りを抑制するメラトニンが含まれているので、脳が休
めない。よって日本人に認知症が多いのではというちょっと笑えないお話も
ありました。照明に関するいろいろな話が聞けて有意義なひと時でした。
(講習の様子)