平成23年度活動報告ブロック会 後期 三重県鈴鹿大会
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東海北陸グロック会 後期 三重県鈴鹿大会 1日目
開会式の様子
◆建築士会東海北陸ブロック会 女性建築士協議会
平成23年度後期定例会議 三重県鈴鹿大会
■1日目 平成24年2月25日(土)
□受付 12:00~13:00
□開会式 13:00~13:30
□建築士会東海北陸ブロック会女性建築士協議会
平成22年度定例会議(後期鈴鹿会議) 13:40~15:10
□ 基調講演 15:20~16:20
東日本大震災の報告(東北ブロックー岩手・宮城・福島から)
□ 分科会 16:40~18:10
第一分科会:「エコエネルギーについてみんなで考えよう!」
(ブロック青年協議会担当)
(ブロック青年協議会担当)
第二分科会:「耐震いついてみんなで考えよう」
(ブロック女性協議会担当)
第三分科会:「防災についてみんなで考えよう!」
(三重県青年委員会担当)
(ブロック女性協議会担当)
第三分科会:「防災についてみんなで考えよう!」
(三重県青年委員会担当)
□ 懇親会 19:00~20:30
定例会議で出されたかりんとう饅頭
美味しかったです。
美味しかったです。
懇親会での郷土芸能四日市諏訪太鼓楽
平成23年度後期定例会議 報告
報告者:女性委員長 飯沼 あい子
報告者:女性委員長 飯沼 あい子
平成24年2月25日午後1時20分より鈴鹿サーキット内
ホテル別館アイリス18研修会場にて開催されました。
三重県建築士会の瀬川会長がこの会議に同席され挨拶をされました。地元のお菓子とお茶が女性らしいとお褒めをいただき、和やかに始まりました。
各県からの報告が今回はパワーポイント写真を見ながら行なわれ、わかり易いものとなりました。その後運営委員長の河内さんより、連合会・青年会の報告の後 審議事項に入り平成23年度前期富山大会会議議事録・平成24年度事業計画案・同予算案・女性協議会役員がそれぞれ承認されました。
次に協議事項に入り、定例会議について前期は運営委員会議とし今年度同様ランチは各自負担とする。又各県共に女性委員会(部会)への活動支援費として各県へ2万円づつ助成をして使途について報告する事が確認されました。公益法人の県の場合の支出の根拠やブロック会議での発表のあり方など今後詰めていく課題もありますが、これらは事前のスカイプ会議で、ある程度出ていましたので、会議はスムーズに進みました。
最後に、岐阜の河内運営委員長さんからバトンタッチをされることになる富山の山中さんの挨拶で時間通りに終わりました。
(会議の様子)
立ってマイクを持っている方が講師の南部さんです。
川、海、線路、国道に色を塗り要援護者をランダムに置いてどうやって避難するかを楽しく訓練しました。
最後は避難所で自分のできることの決意表明をグループ毎に発表しました。
(懇親会の様子) (女性の方のホラ貝の演奏がありました。)
懇親会後、部屋のお風呂ではなく別棟の天然温泉”クア・ガーデン”へ行きお風呂に入ります。。
入浴後、大浴槽のラウンジで有志が集まり、自販機で飲み物を買って、車座になっていろいろなお話をしました。気がつくと24時を回っていました。
ブロック会後期のお泊まりでは、いろいろな県の女性建築士の方と情報交換ができるのが楽しみです。
(入浴後のラウンジでの交流の様子)
(会議の様子)
基調報告会を聞いて
報告者:宇佐美 泉
女性協議会終了後、開会式をした場所に再び戻り、基調報告会が開催された。
東日本大震災の報告で、岩手・宮城・福島の各県の建築士会の方をお招きし話を聞いた。最初は岩手県の建築士会の方からで、リアス式海岸という地形が、地震による津波を溯上させ被害を大きくし、特に海岸線沿いはひどいことを話された。
次に現況として、仮設住宅についての話になり、その仕様が統一されていないので仮設住宅により差があること。特に断熱については、されていない建物もあるようで住民の不満があるということだった。今後の為に、仮設住宅の標準仕様書を作成すべきということだった。又、避難所はプライバシーがなく、夏は暑く冬は寒い。今後公民館等(避難所となる建物)は、高台に作るべきと報告された。
次に、宮城県の方の報告で、やはり女川町や石巻市といった海岸線沿いの被害がひどいこと。又内陸部の仙台市内は、住宅被害(瓦の落下・外壁の落下)がひどいとのことだった。仮設住宅は47,000戸建設されたが、プレハブ業界が中心となり進められ、建築士会及び建築士事務所協会は後追い状態ですぐには活動出来なかったようで、建築・土木といった垣根を取り払い相互に協力していくことが大切で、相互支援を明確にして今後発生しうる災害にそなえてほしいと話された。
福島県は、津波による被害もさることながら、原発事故による被害が甚大でまだまだ先が見えない状態であることを話された。そして応急仮設住宅については、岩手県と同様で、その仕様に差があること。結露がひどく、施工がずさん等・・住民のクレームが続出だそうだ。今後は、応急仮設住宅の問題解決の提案を早急に行い、行政に提案していきたいとのことだった。
最後に、ブロック会の方からの報告があった。現地の被害状況を目の当たりにし、まだまだ復興には時間がかかるので継続的に支援をしていきたいと話された。
(三県ともパワーポイントを使っての説明でした。)
(三県ともパワーポイントを使っての説明でした。)
第一分科会
テーマ「エコエネルギーについてみんなで考えよう!」に参加して
報告者:津川 文江
今回は、鈴鹿サーキット(Honda)という場所で開催されたので ホンダの太陽光発電について講演を聞きました。
ホンダソルテックは、銅(Copper)インジウム(Indium)ガリウム(Gallium)セレン(Selenium)を原料とした化合物半導体を発電層に使った太陽電池で この原料の頭文字をとってCIGS薄膜太陽電池と呼んでいます。 シリコンを使わず、発電層を薄い膜状の半導体とすることで限りある資源の省資源化 製造時の消費エネルギーや排出CO2を少なくし環境にやさしく製造されているそうです。
又、縦長のセル構造により 一部分が影におおわれた場合でも発電が大幅に低下しにくい部分影に強い構造だそうです。さらに光の感度が優れ、曇りの日の太陽光でも反応しやすいそうです。
太陽電池は、熱をもつと発電効率が下がってしまう特性があるそうです。しかし、このCIGS薄膜太陽電池は、温度上昇時の発電量の低下が結晶系シリコン太陽電池より少ないそうです。
このCIGS太陽光電池のデメリットとして、変換効率がシリコン系より低いため設置面積が多く必要になるとのことでした。
その後、現物展示の各ブースを回って体験学習をおこないました。
エコ瓦では、太陽光にみたてた投光機をカラーベストの屋根とエコ瓦の屋根にあてて屋根裏温度を比較する実物展示がありました。手を屋根裏に入れてみると、エコ瓦の良さが実感できました。
また、太陽光発電設置の施工例の様子や電気系統の実物展示、ホンダガスエンジンコージェネレーションユニット(ガスで発電、その時に出る熱でお湯も沸かせて暖房も出来る。)のしくみについて展示してありました。各ブースの持ち時間が少しだったので、内容が十分理解できず残念でした。各々の内容を、もっと時間をかけて聴いてみたかったです。
第2分科会
「耐震についてみんなで考えよう」に参加して
報告者:飯沼 あい子
この分科会では、富山県建築士会 女性部会の活動報告を聞きました。
まず富山の気候風土と建物の特色が紹介され、栃波平野の散居村は「カイニョ」と呼ばれる屋敷林に囲まれた家が点在し、日本の農村の原風景といわれているということです。伝統的な農家は「アズマダチ」と呼ばれる東向きの切り妻となっていて、ワクノウチづくりといわれる貫と土壁で耐力を持たせる柔構造になっているのが特徴だそうです。
現存し伝統的建築物となっている「となみ散居村ミュージアム」「遊心亭」「八尾町福島1区コミュニティーセンター」が紹介されました。
次に木構造のはなしとして、射水市にある木材研究所での勉強会の報告をされました。
ここでは県産材等の需要拡大を図る技術開発と安全・快適で環境に優しい木造建築物の開発・木質資源の循環利用技術の開発を柱に技術相談・試験分析・木材情報の発信をされている所だそうです。又、木構造の基礎知識セミナー・長期優良住宅セミナーでの勉強会の様子も紹介されました。
最後に東北(宮城県石巻市 女川地区)へボランティアとして参加された様子を紹介されました。まず現地を見たい、何かしたいという思いで5名が参加されました。費用については、ボランティアセンターと建築士会、更に自己負担で行かれ日本海沿いに新潟まで行き石巻に。そして2日間七ヶ浜町のボランティアセンターで品物の分配などをされたそうです。直接現地へ行かれた方々は私の想像では計り知れない思いを持って帰って来られたと思います。この震災では被害に遭われた範囲があまりにも広いため多分復興にも温度差が出るのでしょうが、今後も長期に渉った支援が必要なのだと感じました。
第3分科会に参加して
「防災についてみんなで考えよう」
報告者:下川滝美
※参照:災害図上訓練DIGマニュアルhttps://www.e-dig.net/020301.html
分科会には長瀬さんと二人で参加をしました。
南部美智代氏による災害図上訓練「DIG」を用いた防災訓練を通して防災について考えました。
南部氏はNPO法人災害ボランティアネットワーク理事長で阪神大震災から被災地にてボランティア活動をされています。最近では岩手県や三重県紀宝町で起きた台風水害へのボランティア活動をされてまたこの研修の次の日紀宝町でぜんざいの炊き出しに行かれるそうです。
見た目は普通のおばちゃんですが細やかな視点と、するどい視線に研修会場は圧倒されていました。
経験って素晴らしいと思いました。
長年の災害ボランティアの経験から図上での災害訓練ですが的確に、ハードだけでなくソフト面での訓練もさせて頂いた気がします。
私は地域で高齢者とのかかわりが多いのでこの分科会を希望しました。
「地域で広めて下さい。」という南部さんの言葉に、早速今日は民生委員さんとふれあいサロンで
「プチDIG」をやろうと決めてきました。
京都大会に引き続きとてもよい研修会に参加させていただけて感謝しています。
地域にそして建築士の仲間に伝えて行きたいと思っています。
立ってマイクを持っている方が講師の南部さんです。
「広域避難所のマークを書いて下さい。」から講義は始まりました。
各人書いた物をホワイトボードに貼りました。正解者は3名だけです。
東北、三重県紀宝町の災害の様子をパワーポイントで見た後にDIGを始めました。
川、海、線路、国道に色を塗り要援護者をランダムに置いてどうやって避難するかを楽しく訓練しました。
最後は避難所で自分のできることの決意表明をグループ毎に発表しました。
懇親会に参加
報告者:津川文江
懇親会には、私と河内さん、下川さん、長瀬さんの4人が参加しました。
シャトルバスにて会場を移動し、鈴鹿サーキット ピットビルのホスピタリテイラウンジにて、19時過ぎより開催されました。広く ゆったりとした会場でした。
また、各テーブルの席はくじ引きで決まりましたが、偶然 河内さんと同じテーブルになりました。余興として、郷土芸能四日市諏訪太鼓の樂鼓隊が和太鼓の勇壮な演奏をきかせてくれました。
(懇親会の様子) (女性の方のホラ貝の演奏がありました。)
懇親会後、部屋のお風呂ではなく別棟の天然温泉”クア・ガーデン”へ行きお風呂に入ります。。
入浴後、大浴槽のラウンジで有志が集まり、自販機で飲み物を買って、車座になっていろいろなお話をしました。気がつくと24時を回っていました。
ブロック会後期のお泊まりでは、いろいろな県の女性建築士の方と情報交換ができるのが楽しみです。
(入浴後のラウンジでの交流の様子)