平成22年度活動報告全国佐賀大会
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小城公園内の桜城館(図書館)前で集合写真
第53回建築士会全国大会 佐賀大会
平成22年10月23日(土) 地域交流見学会
Iコース 小城・多久
星巖寺の楼門と五百羅漢、九州の小京都小城と多久探訪
【見学順番】
JR佐賀駅バスセンター
小城公園
星巖寺(五百羅漢)
村岡総本舗(羊羹資料館)
天山酒造
昼食
くど造り民家
孔子の里(多久聖廟)
JR佐賀駅バスセンター
当日は士会の方々に本当にお世話になりありがとうございました。
また、後日コース担当の支部より写真集のCDが送られてきました。
全国大会の良い記念になり、本当にありがとうございました。
孔子の里(多久聖廟)にて集合写真
全国大会・見学会に参加して
報告者:宇佐美 泉
大会2日目、この日もとても暖かく汗ばむ程の好天に恵まれました。
私たちは、地域交流見学会(I)コースに参加しました。
全国の会員の方が13名と、佐賀建築士会の方3名での見学会となりました。
私たちは、地域交流見学会(I)コースに参加しました。
全国の会員の方が13名と、佐賀建築士会の方3名での見学会となりました。
このコースは、小城(おぎ)市と多久(たく)市の名所旧跡を廻るコースで、朝JR佐賀駅をバスで出発し、佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場になる嘉瀬川を渡り西へ・・・。
小城市に入り、桜上館・小城公園に到着しました。
桜城館は、図書館を併設した歴史資料館で一通り小城の歴史を学びました。
ここは九州の小京都とも呼ばれ、二代目藩主鍋島直能氏が納め栄えた町で、次にその鍋島家の菩提寺である星巌寺(五百羅漢)に行きました。
そのお寺の門(楼門)は、江戸中期の建物で、外壁はなまこ壁・漆喰塗の日本建築にもかかわらず中国の様式をと取り入れた門です。そこを潜り抜けると、さまざまな表情をした羅漢像が並んでいました。五百羅漢と言われていますが実際は二百羅漢だそうですが、見ているとほのぼのとした気持ちになってきました。
桜城館は、図書館を併設した歴史資料館で一通り小城の歴史を学びました。
ここは九州の小京都とも呼ばれ、二代目藩主鍋島直能氏が納め栄えた町で、次にその鍋島家の菩提寺である星巌寺(五百羅漢)に行きました。
そのお寺の門(楼門)は、江戸中期の建物で、外壁はなまこ壁・漆喰塗の日本建築にもかかわらず中国の様式をと取り入れた門です。そこを潜り抜けると、さまざまな表情をした羅漢像が並んでいました。五百羅漢と言われていますが実際は二百羅漢だそうですが、見ているとほのぼのとした気持ちになってきました。
それから小城市の北端にある天山の麓、天山酒造に行きました。明治蔵・大正蔵・昭和蔵が一体となった建物で、建物見学もそこそこに銘酒「天山」の試飲・・・。
さっぱりと、辛口はきりっとしたお酒で、かの坂本龍馬も好んで飲んだとか。あまり飲めない私でもこれなら大丈夫、天山の豊かな自然と傍を流れる祇園川の清水で育まれるお酒だとお聞きし納得して酒造を後にしました。(お土産に辛口「天山」を買いました)
さっぱりと、辛口はきりっとしたお酒で、かの坂本龍馬も好んで飲んだとか。あまり飲めない私でもこれなら大丈夫、天山の豊かな自然と傍を流れる祇園川の清水で育まれるお酒だとお聞きし納得して酒造を後にしました。(お土産に辛口「天山」を買いました)
次に訪れたのは、小城と言えば有名な「小城羊羹」羊羹の村岡総本舗へ。小城羊羹の特徴は、私たちがいつも食べる羊羹の外回りに砂糖をまぶした、少し固めの羊羹とでもいいましょうか・・・ここでもおいしい羊羹を頂きました。(お土産に羊羹を買いました)
そして昼食。お昼ごはんは清水川の畔の鯉料理のお店へ・・・。直径60㎝位の大皿に、鯉のあらいが並べられてきたのにはびっくり!すごい量!長瀬さんと二人で頑張って食べました。とってもおいしかったです。満足・・・。清水川の水は全国名水百選に選ばれた水で、その水で育てられた鯉ということをお聞きして納得しました。
午後からは小城市を後にし、更に西へ向かい多久市に入りました。最初に佐賀県の代表的な民家である「くど造り民家」を見学に行きました。くど造りとは、屋根の棟が「コ」の字に廻り、くど(かまど)の形をしているところからそう呼ばれているそうです。18世紀前半の建物で、木造平屋建て、20坪前後の小じんまりとした民家です。川打家と森家の2軒が移設展示されていて、それぞれ国の重要文化財・市の重要文化財に指定されています。この建物を有料で貸し出しておられるそうで、色々なイベント・会合にも使用できるとお聞きし、その寛容さに感心しました。
最後に訪れたのは、孔子の里・多久聖廟です。多久聖廟は、日本三大孔子廟の一つで、多久4代領主多久茂文氏が1708年に建立された建物です。世界最古の木造建築物で、唐様に似せようと想像で造られた純日本建築だそうです。
その見学の前に、多久聖廟の恒例行事の時にいつも行われる舞を見せて頂きました。地元の小中高校生が引き継いでやっていて、中国の楽器の演奏にあわせて「釈菜の舞」と「獅子舞」を私たちの為に特別に見せて頂き、そのおもてなしに感動しました。
領主の多久茂文氏は、「貧乏だが、学問豊かに」という考えのもと、教育を振興しその心を育むためにこの聖廟を建てられたとのこと、素晴らしい領主だったんだと感心しました。
見学を終えて、佐賀建築士会の皆さんには、常に3人の方が私たちと行動を共にして頂き、行く先々では10名位の士会の方々が迎えてくださり、見学会を円滑に又充実したものにして頂けたことに大変感謝します。佐賀県建築士会の皆さん、ありがとうございました。とても中身の濃い見学会でした。