平成30年度活動報告
第4回 たくみ女子会
日 時:平成31年1月26日(土) 13:30~16:30
会 場:OKBふれあい会館 14階 展望レセプションルーム
(岐阜市藪田南5丁目14-53)
参加者:約70名(内女性委員8名)
たくみ女子会レポート
報告者:大上 さおり
今回で第4回となる「たくみ女子会」。
あいにくの雪予報にも関わらず、沢山の女子学生さんたちが参加してくださいました。
開会にあたり、岐阜県立国際たくみアカデミー校長 山内義之様より、「建築業界はクリエイティブで一生の仕事にできるということで人気が高まっている。今日は、建築界の雰囲気を味わって。」と、建築士会の横井会長からは、「昔の人は手に職をつけろ、とよく言ったが、建築の仕事というのは一度身に着けると育児等で一時離れることがあっても、戻って働くことができる。建築の仕事といっても様々なので、今日は自分に向いた分野を探してほしい。」と、ぎふ建築担い手育成支援センター 富田禎人様からは、「建築業界はかつては3Kのイメージだったが、今は女性にとって働きやすい職場になっている。今日は建築業界の魅力を感じて帰ってほしい」と、それぞれごあいさつと学生さんに対するエールをいただきました。
女性エンジニアによるセミナーは、株式会社アルティー CADチーム課長の服部典子様より、「私のお仕事体験」として、ご自身が今の仕事を選んだきっかけから、プレカットにおけるCAD技術者の役割、仕事のやりがいなどについてお話しいただきました。
「もう少し学生をやりたかったから、当時目新しかったCADの専門学校に進んだ。」
「就職する時にはやはり当時目新しかったプレカットという分野と、何となく興味があった『住宅』という興味が重なった職場を選んだ。」
「何もないところから、形になっていくのを見届けるのは楽しい。打ち合わせなどで適度に外出できて気分転換になる。」
「建築知識のない人も働いていて、一つ一つ知識を習得している。」
といった具体的で親しみやすい内容で、建築の仕事を身近に感じていただけたのではないかと思います。
グループトークでは、建築業界への就職が内定している学生さんから、建築業界で働くなかで、女性であることで不利だと感じたことは?建築業界で働く女性として気を付けることは?といった質問が寄せられ、昔と違って女性であることで不利な扱いを受けることはなく、むしろ有利である場合もある。腕力など、どうやっても男性にかなわないことは意地になって頑張らず、助けを求めて、といったアドバイスがされていました。
また、建築を学ぶ学生さんからは、家業が設計事務所や工務店の同級生や発想力の高い同級生は、課題のクオリティが高く自信を無くすことがある、といった悩みや、学生のうちにやっておくべきことは?といった質問があり、建築業界は生活者の視点で、丁寧にコミュニケーションをとりながら生活者に必要な空間を一つ一つ作っているごく普通の人たちが支えている。学生のうちに色々な体験をし、いろいろな建築を体験して、といったアドバイスがされていました。
今回は、建築学科以外の学生さんも参加してみえたのが特徴で、商業科や農業科といった異なる専門分野で学んでいるが、建築系の大学や専門学校への進学を考えている、といった方もみえて、工業高校以外にも案内を置かせていただいた効果が出ていると感じました。
(受付の様子)
(第1部の女性エンジニア 服部さんのお話の様子)
(お菓子をいただきながらの、グループトークの様子)