平成30年度活動報告
東海北陸ブロック会 女性建築士協議会 平成30年度前期定例(富山)会議
日 時:平成30年6月23日(土)
会 場:ボルファートとやま 9F称名の間
(住 所:富山市奥田新町8-1 電話:076-431-1113)
参加者:3名
(美術館内にて集合写真)
11:30~12:30 事前に昼食予約
12:30~13:00 受付
13:00~15:30 会議
15:30~16:30 見学会
(事前予約のお弁当)
東海北陸ブロック会前期定例富山会議の報告
報告者:長瀬八州余
桂川さんのご主人さんの運転で富山まで行きます。
富山市内に入ると、立山連峰にはまだ雪が残っていました。
JR富山駅の前にある、「さかな屋撰鮮」で昼食をいただき、会場の『ボルファート富山』へ向かいます。
会場にて、伊藤さんと合流して岐阜県は3名の参加です。
会議は例年通りの議事進行でしたが、タイムスケジュールがちゃんとしてあり、時間になるとベルが鳴りました。時間通りに会議は終わりました。
今回から連合会引き継ぎの関係で、旧相談役と新相談役の2名が出席という予定でしたが、筒井旧相談役は体調不良のため急遽欠席ということでした。
私は、委員長として初めての参加です。
前期会議だから事業計画の説明をしなくてはいけないと思っていましたが、事前に後期定例ぎふ会議の報告を8分でと連絡をいただいていたので、当日会議次第を見てオロオロすることなく、発表できました。
内容としては
●議事録についてもう少し前後の内容がわかる物にしていきましょうということになりました。
●開催県の持ち回りですが、前期は静岡県を抜かして、東海北陸6県で回していくことが承認されました。
岐阜県は2020年前期、2022年後期(運営委員長選出県の規定で)、2024年後期、2026年前期と2年ごとに開催県が回ってきます。全体を見ていろいろな事を決めていかなくてはならないと思いました。
●予算案承認のとき、大森運営委員長が、交通費等の負担が重く、ウエーブ会議等も考えていかなくてはならない時も来ると思うが、直接顔を合わせて話し合うことは必要と考えるので、今のところはこの状態でやっていきたいと言われました。
今年(2018年)の全建女は高知県で、来年(2019年)は東京で、2020年は福岡県だそうです。
●次回の後期三重県亀山大会についてですが、場所が不便なところにあり、車だと移動が楽なのですが、公共機関利用だと、いろいろこちらで手配をしなくてはならないので、早い時点で参加者のだいたいの人数を知りたいということでした。
●2019年度後期は愛知県が担当県です。女性協議会30周年の記念事業を行います。そのため女性建築士協議会の単独開催となります。青年建築士協議会の承認は得ています。今、会場選びをしている最中ということでした。
配布資料として『愛知県女性委員会30周年の記念誌』を受け取りました。
立派な印刷物です。全部で500部作り、愛知県の女性委員300名と30周年記念事業のワークショップ、交流会で配布して、今回のブロック会前期富山大会で約50部、愛知県の本会理事、全国各県の女性委員会へ配り、今50部ぐらいが残っているということでした。
費用はいくらぐらいかかったのかと伺うと、印刷代をすごく安くしていただき約29万円、編集等は自分たちが行いましたが、会議等の交通費として雑費が約7万円、発送費が約10万円。だいたい45万円ぐらいかと思いますということでした。
平成29年度と平成30年度の二カ年に渡る事業で予算も2年間で出ているということでした。
岐阜県建築士会女性委員会の30周年の参考になると良いと思いました。
恒例の会議のおやつですが、薬膳サブレと富山はとむぎ茶と富山県建築士会会長の近江吉郎氏差し入れの田舎まんじゅうがありました。美味しくちょうだいしました。
(会場入り口にて)
(会議のお菓子とお茶)
(開会式の様子。富山県建築士会会長の挨拶)
ブロック会 前期富山会議報告
報告者:伊藤麻子
◎会議では、
女性委員会のみだと受付や食事もこぢんまりとスムーズに進み、会場の距離感も近くてお互い話しやすいです。
私は参加できませんでしたが、昨年の岐阜での後期ブロック会がとても好評で、女性委員だけでも可能だという良い事例になったようでした。改めて、運営された委員の方々、お疲れ様でした。
窓からの景色も良く、河口付近の港門の説明も富山の方にしていただきました。港の風景は素敵ですね。山の民には憧れです。
(9階の会場から見た景色)
◎富山県美術館では、
雨が降ったり止んだりの少し肌寒いお天気でしたが、空調のばっちり効いた
館内で楽しい時間を過ごしました。
テレビや雑誌でも取り上げられた、地方で輝く魅力的な美術館です。丁度近くの環水公園の中には「世界一美しいスターバックス」もあり、話題いっぱいで前回家族と訪れた時は車を停めるのに一苦労しました。今回は夕方の時間だったのですぐ入れました。
前半は空調機械室や中央制御室を見学、内部の大空間の空調負荷は大変なものでしょうが、水槽での熱交換などで少しは軽減されているようです。
後半は県土木部で設計に係られていた稲田さんの説明でした。
もともと県立の近代美術館があり、素晴らしいコレクションを収蔵していたのにもかかわらず、設備や構造の点で問題が多かったので、環水公園の整備とともに移転新築となったそうです。ガラスのカーテンウォールは立山に平行になっており真正面に見えます。
内外装は極力富山県産材を使っているとのことで、アルミやガラス、木目の美しい杉材など豊富に使われています。これは設計者の内藤廣先生らしい手法だと思いました。
富山は海にも山にも恵まれた、豊かなところです。帰り道、散居村の素敵な林と民家を見ながら、一層強く思いました。
(美術館入り口にて集合写真)
見学会報告
報告者:桂川麻里
富岩運河環水公園と富山県美術館
定例会議が終わり、徒歩で美術館まで15分ということで、富山県の案内人さんが道中案内してくれるはずでしたが、直前まで曇りだったのに突然の大雨で、伊藤さんの車で移動することに。
せっかくなので、案内の為の説明メモを頂いてきました。
富岩運河環水公園→富岩運河環水公園プロムナード→とやま自遊館とサンフォルテ富山市総合体育館→泉と滝の広場→世界一美しいスターバックスの説明をして下さるそうでした。
環水公園では上流と下流の水位差約2.5mを調整する施設、パナマ式の「中島閘門(こうもん)重要文化財」があり、観光船で体験もできるらしいです。下った後は、路面電車で帰れるそうです。
泉と滝の広場では天文橋があり、両岸に高さ20.4mの展望塔があります。その展望塔には赤い糸(釣り糸)を使用した糸電話でつながっているそうです。
スターバックスは日本で初めて都市公園内に店舗を構えたそうです。一度そこで川を眺めながらコーヒーを頂きたいです。
富山県美術館は富山県立近代美術館の耐震不足や美術品の保全向かない空調設備の為、新築移転が決まり、昨年8月26日に全面開館されたそうです。
意匠設計は建築家 内藤廣氏です。設備設計も凝っていて、設備室及び中央管理室も見せて頂きました。写真掲載はNGですのでお見せすることはできませんが、自然の力も上手に利用して設計されていました。
建物自体には富山県の地場産のものが上手に多用されていました。外観のアルミはもちろんの事、吹き出し口等細かいところにも使用されていますので探してみるのも楽しいかも知れません。
内部には杉が使われているのがよく分かります。富山県の中でも色々な杉がありますが、色みや香り、手触り等で氷見産材を使用しているそうです。
展示室以外は無料で入場でき、2階のホワイエからは晴れた日は立山連峰がきれいに見えるそうです。その連峰が平行になるように左右対称の建物ではなく斜めにしてあるそうです。
雨だったのでオノマトペの屋上で説明は聞けませんでしたが、見学会後に雨が上がって屋上に行くことができました。
日除けのオーニングは風速計で自動収納になっているそうですし、子供たちが遊んでいるときに雨が降っていなくても雷センサーによって危険を察知することも出来るそうです。
開館されてから予想以上の入場者で芝が痛み、今は芝貼りの工事中で色々な遊具では遊べませんでしたが、ふわふわドームだけ体験してきました。想像していた感触と違いましたが、もっとゆっくりしたいと思いました。
美術館の展示は18:00までですが、屋上やレストランは22:00まで営業していてライトアップもきれいみたいです。今度は夜まで滞在したいです。
(美術館内部の通路)
(2階のホール)
(屋上庭園。右の端に見える白い物がフワフワドームです。)
(見学会の始めの説明会。床にはアルミ製の床換気孔)
(2階ホールより山脈を見る)
(三宅一生デザインの職員制服)
(見学会の様子)