平成28年度活動報告
東海北陸グロック会 後期 つるが大会 報告1
建築士会 東海北陸ブロック会 女性建築士協議会
平成28年度後期定例会議 つるが大会
日 時:平成29年2月25日(土)~26日(日)
会 場:敦賀きらめきみなと館
(福井県敦賀市桜町1-1)
敦賀市福祉総合センター「あいあいプラザ」
(福井県敦賀市東洋町4-1)
テーマ 「TURUGA de TUNAGU ~時をこえてあしたへ~」
参加者:4名
1日目 平成29年2月25日(土)
会場:敦賀きらめきみなと館 (福井県敦賀市桜町1-1)
開会式 12:00~12:45
分科会 13:00~17:15
第1分科会 テーマ:命・暮らし・エネルギー
(内容)原子力発電所見学、まちあるき
第2分科会 テーマ:港・鉄道・歴史
(内容)講演会「赤レンガ倉庫」、まちあるき
懇親会 18:30~20:30
今回岐阜県からは4名の参加でした。
分科会は2名ずつに分かれて、参加しました。
全体としては青年142名、女性35名、合計177名です。
(受付の様子)
(福井県の素材の展示)
(開会式の様子)
第1分科会:「VIVO」~命・暮らし・エネルギー~に参加して
報告者:桂川麻里
分科会は2パターン用意されていましたが、私は原子力発電所の見学が設定された第1分科会を選びました。
第1分科会は原子力発電所からまちあるきをするA・Bグループとその反対のC・Dのグループに分かれ、私はBグループとして参加しました。
まず、A・Bグループはバスに乗って「敦賀原子力館」へ向かいました。C・Dグループはまちあるきへ向かいました。
バスの中では開会式のあった「敦賀きらめきみなと館」から30分くらい時間があるということで、青年委員の活動報告のDVDを各県(石川県・富山県・福井県)5分ずつ拝見させていただきました。
バスを降りて、原子力館へ入る前に全員「免許証提出」をしました。第1分科会に参加する人達は事前に、免許証の番号等を知らせてあり、その照合をするらしいです。
その後、アトミックホールへ案内され、15分程敦賀発電所の案内映像を見せて頂き、その後館長さんにもう少し詳しくお話をして頂きました。
敦賀発電所は1号機と2号機とありますが、1号機は「沸騰水型軽水炉」で、2号機は「加圧水型軽水炉」と異なる種類の原子炉だそうです。
原子炉は同じ形式のものだとばかり思っていましたが、正しい情報を得るためにもっと原発について勉強しなければならないと思いました。
昭和41年に着工された1号機は平成27年4月27日に営業運転を停止し、平成28年2月12日に「廃止措置計画認可申請」を原子力規制委員会に提出したそうです。24年をかけ建屋等解体にまで至る予定だそうです。
そう言った説明を聞いた後で、荷物を全部(貴重品も)おいたままでAグループと別れ、PR館を見学しました。
模型ですが燃料集合体を見せて頂きました。ウランを焼き固めた燃料のペレットが想像以上に小さくて驚きました。
PR館見学の後、原子力館のバスに乗っていよいよ見学です。が、その前に、3号機・4号機の建設予定だった土地に福島の事故と同じことにならない対策として準備している「給水車」・「電源車」・「動力ポンプ」を見に行きました。ここは、津波の被害を想定し海抜21mの場所だそうです。津波が起きた場合にガレキ等で邪魔されても進めるように重機も一緒においてありました。
それ以外の対策として、防潮堤を長さ600m、高さ7mで設置予定だそうです。
その後、発電所のゲート前まで行き、私たちも金属探知機を通りましたが、バス自体も何重にも渡るチェックを受けました。後で聞いた話ですと、建屋内部まで見学できていたのがアメリカの同時多発テロ以降チェックが厳しくなり、見学もバスに乗ったままとなったそうです。
バスの中からの見学ですが、まず海水ポンプを見せて頂きました。囲いはフェンスのみでしたがここにも津波対策として防護壁を造る予定だそうです。廃炉にしていく方向なので無駄なことのように思いますが、まず予防するものの建設が先に出来ると良いと思いました。
建屋のそばまで行きましたが、私の勝手な想像でもっとおどろおどろしい感じを持っていた建屋が、想像よりもずっときれいな構内で毒気を抜かれた感じでした。発電所で働く人達がその日は休みということもあり、静かだったのでより一層そう感じたかもしれません。
その後、原子力館まで戻り免許証を返して頂いて、C・Dグループと交代でまちあるきへと向かいました。
行きと同じく戻りも青年委員の活動報告(残りの愛知県・岐阜県・三重県・静岡県)を拝見させて頂きました。東海北陸ブロックで、青年委員と同じ大会に初めて出たので、活動報告を拝見するのは当たり前のことだと思いましたが、いつもは女性委員は冊子でしかその報告を拝見できないそうなので、青年委員がどんなことをしているか分かって良かったです。
まちあるき最初の見学場所は「敦賀私立博物館」です。昭和2年に竣工した銀行をリニューアルしたもので、改修工事をしましたが、コンクリート等は調査の結果構造上問題ないものだったので、構造的にはほとんど手を付けていないそうです。エレベーターは新しくなっていましたが、最上階に大正時代のエレベーターが保管されており、レトロな感じで動くのだったらそれに乗ってみたかったです。
構造だけでなく銀行当時のカウンターも立派でそのまま使用されていたり、戦争でよく焼け残ってくれたという感じでした。戦争時代は外観を黒く塗って上空から見つかりにくくしていたそうです。
次は博物館の隣にある「みなとつるが山車会館」に行きました。スクリーンシアターにて山車の歴史や祭りの様子が見られて良かったですが、開館をじっくり見られなかったので残念でした。
最後に訪れたのは「赤レンガ倉庫」でした。111年前のレンガでイギリス積という積み方で石油倉庫として使用されていたものを、10億円と3年の月日をかけて耐震等して、レストランやジオラマ館等の施設があり、その場を拠点として敦賀のまちを楽しめるようになっているようです。
ジオラマ館では敦賀のまちが昭和初期の街並みが再現されており、その当時の様子が分かる映像も流されます。全長が27.6メートルあり日本三大ジオラマのひとつだそうです。時間があったらスイッチバックの体験等してみたかったです。
ちょっと速足の分科会でしたが、自分ではなかなか計画することの出来ない原子力発電所の見学が出来てとても貴重な体験をさせて頂きました。
もっと多くの方に参加して頂きたいと思います。
(館長さんからお話を聞く)
(PR館内部の見学の様子。PR館内でも写真撮影NGの所もありました。)
(入館するときに借りる見学者証)
(免許証返還の様子。福井県建築士会の担当の方が名前を読み上げてくださいました。)
(バスから眺める風景はすごくきれいでした。)
第二分科会報告
報告者:高野栄子
私は今回 第二分科会に参加しました。第二分科会は「敦賀赤レンガ倉庫」講演会聴講と敦賀市内街歩きでした。
まず各県青年委員の活動報告をDVDで鑑賞し、次に「敦賀赤レンガ倉庫」の再生事業についての講演を聴きました。敦賀市は敦賀港周辺、金ヶ崎地区の整備を進めて見えます。
~敦賀ノスタルジアム~というテーマで、ゆっくりと整備を進めているそうです。実際 現在はまだ赤レンガ倉庫しか整備は進んでいないので静かなところにぽつんとある観光施設という感じでした。中には飲食店や物産店、ジオラマ館などあり土曜日の午後でしたので、私たちの団体以外にも訪れる人は多くみえました。
その後街歩きで敦賀市内を歩き、敦賀市立博物館やみなとつるが山車会館、人道の港敦賀ゼウムを見学しました。敦賀市立博物館は旧大和田銀行本店の建物を活用した歴史的建築物で国の重要文化財に指定される予定だそうです。外観も内装も見応えのある建物でした。
お昼頃敦賀市に到着した時は雨が降り出し凍えるような寒さでしたが、講演が終わり街歩きに出かける頃には青空になり冬の北陸とは思えないよう暖かな街歩きでした。
(赤レンガ倉庫全景。手前の倉庫がレストラン館、奥の倉庫がジオラマ館です。道にはまだ雪が残っています。)
(赤レンガ倉庫内のジオラマ館内部)
(レストラン館で福井プリンを食べました。)
(まちあるきの様子。敦賀きらめきみなと館をバックにして)
(山車会館裏側、反対側に入り口があります。本物が展示してあるので、お祭りの時出し入れをするため大きな開口になっています。)
(山車会館 入り口)
(山車会館 内部の様子)
(敦賀市立博物館は旧大和田銀行本店)
(敦賀市立博物館内部)
懇親会に参加して
報告者:長瀬八州余
懇親会は敦賀きらめきみなと館の大ホールでひらかれました。
オープニングはチアリーディングでした。福井県はチアリーディングが盛んで福井県立福井商業高等学校は、全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で何度も優勝しており今回は敦賀のチーム3組がチアリーディングを披露してくださいました。
立食ではなくテーブル席で席の名前が花になっていました。そして席に用意してあるメーニュー表は福井県女性委員が作った物でした。
アトラクションは巨大ジェンカを使っての県対抗戦でした。この巨大ジェンカは士会のイベント等があるときに使用してるという物です。
(小学生チームから大人チームまで3チームのチアリーディング)
(私の席はツツジでした。)
(お手製のメーニュー表)
(巨大ジェンカを使っての対抗戦)
(懇親会会場の様子)