平成28年度活動報告
平成28年度 第26回全国女性建築士連絡協議会(奈良)二日目 エキスカーション報告
日時:平成28年7月22日(金)~23日(土)
会場:奈良女子大学
(奈良市北魚屋東町)
奈良春日野国際フォーラム甍
(奈良県奈良市春日野町101)
参加者:4名
テーマ
未来へつなぐ住居環境づくり
“日本の暮らし 豊かな生活文化の再発見”
2日目 平成28年7月23日(土)
エキスカーション
…… 大人の修学旅行 …… 13:00~17:00 10コース(昼食付)
1コース 旧平城山街道散策(バスにて)
2コース 奈良公園散策(徒歩にて 約3キロ)
3コース 奈良町散策(タクシー+徒歩にて 約3キロ)
4コース 美術館への旅(バスにて)
5コース 古代を偲んで(バス+徒歩にて 2㌔)中止
6コース 庭園めぐり(徒歩にて 約2.5キロ)
7コース 宗教都市とランドスケープ(バスにて)
8コース 文明開化と戦国時代を偲んで(バスにて)中止
9コース 斑鳩の里めぐり(バスにて)
10コース片桐石州と天平の甍(バスにて)
大人の修学旅行 3コース「奈良町散策」
報告者:長瀬 八州余
大人の修学旅行と銘打ってエキスカーションを10コース用意して下さいました。奈良県の女性委員の皆様ありがとうございました。
閉会式後、各コース毎に奈良春日野国際フォーラム玄関に集まり、移動となります。私たち岐阜県女性委員は2名ずつ2班に分かれ、高野さんと私は 3コース「奈良町散策」に参加です。21名の参加で、玄関集合後、タクシーに分乗して昼食会場のサンルートホテル 日本料理おばなへ向かいます。
昼食時に向かい側に座った方は高知県と愛媛県の方々で委員会活動について話しているときに、夜の会合で飲み会をしますということを話してくださいました。岐阜県女性委員会は食事会はあっても飲み会はないなあと思いました。夜に集まることもないし。一度開催すると新しい人が集まるだろうかと高野さんと話しました。
3コースのサンルートホテル 日本料理おばなの「おばなランチ」です。
ご飯はちりめんご飯でした。美味しかったです。ごちそうさまでした。
昼食後、ここからは徒歩で回ります。
元興寺極楽坊
蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身である。法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となった(ただし、飛鳥の法興寺も元の場所に残り、今日の飛鳥寺となっている)。奈良時代には近隣の東大寺、興福寺と並ぶ大寺院であったが、中世以降次第に衰退して、現在は元興寺と名乗る寺院は2つに分かれている。
奈良市中院町の元興寺は「古都奈良の文化財」の一部として、世界遺産にも登録されている。国宝・極楽堂-曼荼羅堂、禅室-僧坊、五重小塔などがある。
(元興寺 東門前にて)
(国宝の極楽堂)
(奈良県の女性委員さんより説明を受けている様子)
(皆で歩いて移動します。)
今西家書院
今西家書院は永く興福寺大乗院家の坊官を務められた福智院氏の居宅を大正13年、今西家が譲り受けた建物です。昭和12年、国宝保存法により、京都の二条陣屋、大阪の吉村邸と共に民間所有の建造物として初めて国宝の指定を受けました。その後文化財保護法の施行に伴い、昭和25年、重要文化財となりました。室町時代における初期の書院造りの遺構です。
(玄関に向かいます。)
(係の女性の方より説明を受けています。)
十輪院
奈良県奈良市十輪院町にある真言宗醍醐派の寺院である。山号は雨宝山。本尊は石造の地蔵菩薩。開基(創立者)は朝野魚養と伝える。
この後最後の見学予定の奈良基督教会へ皆さんは向かうのですが、私たちは早めに帰るということでここでお別れです。町中でタクシーは捕まらないということで、事前にタクシーを呼んでいただき、奈良建築士会の方にはお世話になりました。本当にありがとうございました。
10コース 「片桐石州と天平の甍」
報告者:下川滝美
10コースの修学旅行は乗合バスでした。
奈良県の女性委員会の方のガイドで市内の古い建物や新しい建物を説明してもらいながらの移動でした。
昼食は薬師寺近くの料理屋「たまゆら」で茶麺セットをいただきました。柿の葉寿司が3個。美味しく頂きました。その後目的地である「慈光院」へ向かいました。途中金魚の池や枡があり日本一の産地といわれたことを思い出しました。
慈光院は臨済宗大徳寺派のお寺で片桐石州が演出をしたと言われる300年以上前の建物です。
石州は茶人として名を残すとおりこの境内全体が茶席の風情になるように造られていました。
遠くに見える山までもが借景として計算されており
雄大な景色を見ながらお茶を頂くことができました。
天平の甍の唐招提寺もコースにありましたが岐阜は帰りの時間の関係でここまでです。
奈良県建築士会の方のおもてなしに感謝して帰路につきました。
急ぎ足の今回の全建女でしたのでいつかまたゆっくりと訪れたいと思いました。
(乗り合いバスの中の様子)
(慈光院の庭)
(慈光院の内部)