令和5年度(2023)活動報告
第7回 たくみ女子会
◆第7回たくみ女子会
日 時:令和5年12月16日(土) 13:45〜16:15
場所:ハートフルスクエアーG 大研修室
(岐阜市橋本町1丁目10番地23)
参加者:39名
「たくみ女子会」報告
報告者:田中佐企
昨年に引き続き、岐阜県立国際たくみアカデミーとの共催で建設業界における女子のネットワーク構築を目指し「たくみ女子会」が開催されました。
今回はアドバイザーとして県内工務店様より7名、建築士会より6名、学生一般より20名、オブザーバーの高校の先生2名、たくみアカデミー・建築士会関係者4名 合計39名で開催されました。
プレイベントとして、「ぎふカラ」の色彩士でもある女性委員会の桂川さんを講師にカラー講義が行われました。「赤」「青」「黄」の三原色を混ぜ合わせて色を作っていく「混色」、色(インク)と光(モニター)の三原色の違い、色(インク)と光(モニター)の三原色からなる「色相環」をベースに調和のとれた色作りのポイントを学びました。最後に「青」と「黄」のみを使って日に照らされた樹木を色づけていく「ナチュラルハーモニー」という配色方法を実践しました。同じ講師の説明を受けても、一人一人それぞれの個性を活かした樹木が表現されているのがとても興味深く感じられました。
(↑ 講義の講義の様子)
(↑ 講師の桂川さん)
(↑ アクリル絵の具を使って)
(↑ 皆さんの作品の一部)
その後のグループトークは各回20分程で2回行われました。
我々のグループの学生・求職者からは以下のような質問がありました。
・工業高校卒で2級建築士の受験資格を取得するが、受験するタイミングはいつがいいか。
・子育て中だが、時短で働くという働き方は可能か。
・現在高1だが、在学中に取っておくと良い資格は何か。
・アドバイザーの方が建築を目指したきっかけは何か。
・インテリアコーディネーターになりたいが、見た目の制約はあるのか。(髪の色やピアス、ファッションなど)
・1級建築士はめちゃくちゃ儲かるイメージがあるが、実際どうなのか。など
どの質問にもアドバイザーの方が丁寧に答えられていました。女子会というだけあって、本音トークも炸裂で参加者の方々にはリアルな現場の雰囲気が伝わったのではないかな、と感じています。その他、アドバイザーの方から、実際の現場において女性として良かったこと、悪かったこと、男女の格差を感じた瞬間などをお話しいただきました。お話を伺って、皆さん現場では大事にされているんだな、という印象で、職人さんとの付き合い方も難なくこなす若い女性たちがとても魅力的でした。ただ、どうしても男性との力の差は皆さん感じているようで、なめられないようにとの思いから日々頑張っている姿がうかがえました。けれど、女性がいることで現場の雰囲気が和むなど、男性とは違った役割も担っているということを自覚して働かれてみえる方が多く、これからも女性が多く活躍できる場が作っていけるのでは、と期待が持てました。トークを進行していく中で感じたことは、もう少しグループトークの時間があっても良かったな、ということです。どうしても学生・求職者の方の質問にアドバイザーが答えるという形になってしまい、一通り話し終えたら時間終了!という感じでしたので、もっとアドバイザーから学生・求職者の方への質問ができたりすると良かったな、と思いました。参加者の方々のアンケート内容は拝見できていないのですが、皆さんに取って大変有意義な時間が過ごせたのではないでしょうか。ぜひ、来年もたくさんの方に参加して楽しい会にしたいです。
(↑ 受付の様子)