令和3年度(2021)活動報告
第63回建築士会全国大会 「広島大会」
★第63回建築士会全国大会「広島大会」
日 時:令和3年11月20日(土)
会 場:WEB/LIVE配信(参加費無料)
浜松町コンベンションホール
(東京都港区浜松町二丁目3番1号)
テーマ:元気じゃけん!ひろしま
-新しい時代へものがたりをつなごう-
令和2年に前回の全国大会から55年ぶりでの開催予定の広島大会でしたが、コロナ禍の中1年順延となり現地開催として進めて、現地参加の申し込みは2,000名以上有りましたが、コロナ禍第5波の影響で3ヶ月前にWEB/LIVE配信に急遽変更になりました。
一部は浜松町コンベンションホールにて開催されましたが、多くの人はWEBにての参加となりました。
式典は例年通りおこなわれましたが、令和2年と令和3年の2年間の物故者、連合会会長表彰、伝統的技能者表彰等がおこなわれました。
(↑会場の様子)
令和4年は10月14日(金)に秋田県にて開催される予定です。
前回の建築士会全国大会秋田大会から40年ぶり、秋田建築士会70周年となる年の開催になるという説明がありました。
(↑秋田県のアピールの様子)
記念対談
テーマ:解剖学者と建築探偵からの“遺言”
~自然・歴史・文化・建築~
対談者:養老孟司×藤森照信
報告者:伊藤麻子
オンライン配信ではありましたが、生配信ならではの高揚感がある中での記念対談が始まりました。養老氏はややショッキングな文章でぼんやり生活する私たち現代人を覚醒させようとする「怖い」人という印象が有ります。以前地元で開催された講演に出かけたときも厳しいまなざしでマイクを握っていたことが忘れられません。一方藤森氏は土から生まれたような建築物がとてもユニークで魅力的ですね。
始めはお二方とも自然に対する考え方を示され、次に藤森氏設計の「養老昆虫館」
についてエピソードを交えながらの解説がありました。小さい建築物ですが、内部は標本や書籍が多数収納でき、またゆったり執筆や他の作業ができる気持ちの良い空間です。
対談の進行は広島県建築士会のメンバーで、この難しい役目に果敢に取り組まれた様子でした。あまりに率直な質問「自然と建築の関わりは何ですか?」「最後に遺言をお話下さい」など、養老先生が苦笑することもしばしばでしたが、それ故に印象に残りました。
(会場の様子)
福祉まちづくりセッションに参加して
報告者:伊藤麻子
岐阜県での活動報告では、下川さんと桂川さんが発表されました。大きな成果としてもとす広域連合「介護保険住宅改修適正化事業」のことについて説明されました。岐阜の福まちも令和元年から始まりましたが、私も微力ながら色々やったことが思い出されました。また、神奈川県では「専門職連携 住宅改修ワークショップオンライン研修会」
で建築士の他、理学療法士、作業療法士などが加わり課題によりグループワークを行ったことが報告されました。介護のための住宅改修はこれから益々重要となってくることでしょうが、建築士が十分に係わることはまだあまり進んでいませんが、各建築士会それぞれの熱意で様々な取り組みがあることがわかりました。私個人としてもさらに研鑽を積みたいと思いました。