令和3年度(2021)活動報告
セミナー『パブリックユニバーサルデザイントイレセミナー』
岐阜県の士会員だけでなく、委員長が東海北陸ブロック会へも案内を出していたので、他県の方も参加されていました。
会 場:ZOOM配信(ZOOMミーティング使用)
テーマ:『パブリックユニバーサルデザイントイレセミナー』
講 師:TOTO 中部支社市場開発部 三由 優貴子 氏
参加者:19名(内女性委員9名)
■セミナーに参加して
報告者:松村久美子
『パブリックユニバーサルデザイントイレセミナー』
日時:令和3年9月7日(火)13時30分~14時40分
講師:TOTO 中部支社市場開発部 三由 優貴子氏
内容:
01ゾーニングの考え方・トイレ出入口配慮のポイント
02器具数について・空気調和・衛生工学会の算定
03動作空間について・適正なスペースの確保
04さまざまな利用者への配慮
05器具選定について・洋式化・和式のリスク
ZOOMでの1時間と限られた時間の中で、主に<04さまざまな利用者への配慮について>配慮のポイントを説明されました。
2021年3月に改正された「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」
トイレに関する主な改正のポイントは
・重度障害者・介助者等への配慮の充実
<車いす使用者トイレ>
・トイレ機能の分散配置の促進のためトイレの室名表示のガイド追加
・小規模建築物のバリアフリー化
トイレ機能の分散配置については車いす使用者トイレへの利用者集中を緩和するため乳幼児連れやオストメイトに配慮した設備をトイレ全体に分散して配置する考え方が設計のポイントであること。
障害者等に配慮したトイレを総称して「バリアフリートイレ」と位置づけ「多目的」「多機能」「誰でも」などだれもが利用できるようなネーミングを避けた案内表示をすることも気をつけたいポイントでした。
動作映像から考える配慮ポイントでは車いす利用者とオストメイト(両者とも模擬)のトイレ内での動作、動線や小物を置く場所、車いすから便器への移乗、手の洗い方などを学びました。動画はとても分かりやすく大変参考になりました。今回は一例でしたが他の使い方もぜひ見てみたいです。
自動で便蓋が閉まってから自動で洗浄する便器や手をかざすことで便蓋が開閉する便器が8月に発売されたとのこと。非接触が当たり前になり常に変化の毎日です。
アンテナを張り情報を更新していこうと思いました。