令和元年度(2019)活動報告
女性委員会30周年記念祝賀会並びに見学会
日 時:令和元年6月13日(木)
見学会 10:50集合~12:30
祝賀会 12:30~14:30
場 所:迎賓館サクラヒルズ川上別荘
(住所:各務原市鵜沼宝積寺町3丁目82-2
電話:058-384-0700)
参加者 見学会 16名
祝賀会 14名
旧川上家別邸『萬松園』を見学して
森崎麻充
今回の見学会は、日本初の女優「川上貞奴」が晩年に建てた別荘、『萬松園』です。
見学前には、トラスト岐阜 加藤達雄様から、川上貞奴が歩んだ人生等をお話し頂き、お蔭で、貞奴のイメージを抱いて、見学に臨みました。
外観は、むくりの屋根や、書院風の玄関が目に入ります。驚いたのは、屋根瓦が鋳物製であったことです。実物を触らせてもらいましたが、とても軽いものでした。
仏間は、天井に天女の彩色画があり、壁下には、菩提樹へ向かう無数の蟻の行列が、金泥で描かれており、仏教色が豊かでした。一方、サンルームは、木曽川を望むように、菱形の桟が組まれたガラスの扉に、金茶色のタイルが貼られ、モダンな空間です。
『萬松園』は26部屋が連なる大邸宅ですが、一部屋毎に様々な意匠を凝らしており、合わせて、最高の建築技術も目にすることが出来ます。
全てに贅を極めた大邸宅は、大変見応えがありました。また、照明スイッチ盤を、壁飾りを重ねて隠す等、細部に至るまで貞奴の心遣いを感じる、素晴らしい建築物でした。
本見学会を企画いただきました皆様方に、心より感謝申し上げます。
(↑萬松館庭にて集合写真)
(↑加藤氏より説明を受ける)
(↑玄関からの外観)
(↑鋳鉄製の瓦を見学)
(↑仏間の天井の天女図)
(↑サンルームのガラス戸と床タイル)
(↑玄関)
(↑入側)
(↑広間)
(↑次三畳)
(↑茶の間)
(↑書斎)
(↑茶室)
部屋ごとに天井仕上げが異なり、照明器具のデザインも違っていました。
(スイッチ類の目隠しの様子)
祝賀会
報告者:石原 靖子
萬松園見学のあとは、隣接する「迎賓館サクラヒルズ川上別荘」で30周年祝賀会。
横井会長のご祝辞と狭場副会長の乾杯のご発声で素敵なランチタイムがスタート。
ご多忙の中ご臨席賜り、誠にありがとうございました。
新緑が美しい木曽川の景色を背景に、コース料理を堪能しながら、同業者同士、女性同士ということで、会話も盛り上がり、束の間のリラックスタイムとなりました。
日中ということで、ノンアルコールでのお食事が少々物足りなかったですが(笑)、次回はぜひキンキンに冷えたシャンパンでお食事を楽しみたいと思います。
さて。
歴代の委員長からのご挨拶の中に、「大変だったけど、やらないほうがよかった、という思いはない。できない経験ができてよかったと思う」という言葉が印象的でした。
また、30周年を記念して冊子がまとめられ、これまでの女性委員会の歩みを知ることもできました。女性委員会のいいところは、一般では見学しにくい建物を見学できることや、
ちょっと素敵なお店で食事を楽しめるところのようです(笑)お店選びにハズレがなく、プライベートでも活用できそうです♪
もちろん委員会活動を通じて、見聞を深めながら、地域に貢献していくことも建築士会女性委員会の役割であります。
食事会の〆に、40周年を盛大に迎えようと誓い合い記念写真を撮りお開きとなりました。
(↑横井会長の挨拶の様子)
(↑女性委員会担当役員の狭場副会長の乾杯の挨拶の様子)
(↑料理)