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2016年 ぎふ木造塾 第5回講義 報告

第五回講義 写真-3.jpg

開催日時 2016年12月11日(日)
開催場所 ふれあい福寿会館 301号室
受講者  19名
講師   有限会社 アーキ・キューブ 代表 大石佳知氏
講義内容 「設計事務所の新築・リフォーム設計術」
       ~地域材・BIM・インスペクション~
  第5回講義の前半は、「設計事務所の新築・リフォーム設計術」という演題で、有限会社アー
キ・キューブ代表、大石佳知さんにお話しをして頂きました。国産の木材を使うことに拘って仕事をされていて、保育園の設計監理をされた時は、森に保育園児を連れて行き、実際に使用する木を切り倒す様子を見てもらったり、製材所での製材作業を見てもらったそうです。 

第5回講義 資料-1.jpg

保育園の設計には、支点桁工法を採用し、製材を使用した、柱の無い大空間を実現し、木材の良さを生かした建物になっています。また、この時は、使用木材ごとのウッドマイルズを算出し、環境負荷についても配慮されています。
 
第5回講義 資料8.jpg 

最近は、新築より、リフォームの仕事が多くなってきていて、建物調査の時は、建築系の学生や専門業者と協力しながら、調査しているそうです。その調査報告を踏まえてリフォーム計画を提案し、仕事に結びつけているということでした。また、現地調査には、3Dスキャナーを活用し、効率よく、正確なデータを収集し、それを元にしてBIMによる設計、提案資料の作成に取り組んでいる、という話しをされました。身近にいる人の、国産材を使うことの思い、新しい技術を取り入れながら、これからの取り組みを聞いて、とても刺激を受ける講義内容でした。         (松岡 孝宏)
第5回講義 資料-5.jpg 

【受講生の意見】
・BIMや3Dスキャナーなど新しいシステムをいち早く導入し大いに活用されていて大変ためになった。また、設計事務所の在り方について考えられ、生産者から消費者に深く関わりながら建物をつくる姿勢に感動しました。
・BIMや3Dスキャナーなど新しいシステムをいち早く導入手書きから2Dへ、2Dから3Dへ、3DからBIMへの変化。どうしたら良いのかと思ってしまう。
 
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