2010年度
現地見学会 特別企画 E-ディフェンス(兵庫耐震工学研究センター)
平成22年11月4日(木)晴れ 参加者33名
今回は、兵庫耐震工学研究所センター(Eディフェンス)において木造学校校舎振動台実験の見学、兵庫県小野市の極楽山 浄土寺 浄土堂(国宝)の見学を行いました。
午前8時じゅうろくプラザ前を出発し、森林アカデミーからお借りした耐震についての数本のビデオを見ながら車中をすごしました。時間の都合で名神多賀SAにて 昼食の速弁をバスに積み込み窮屈でしたが、車中にてお弁当をたべました。
12時20分頃、兵庫耐震工学研究所センターに到着。受付をしてから 敷地内の見学をしました。
13時45分 事前説明(実験場内)
14時00分 実験開始
今回の実験は、兵庫県高砂市立宝殿中学校の木造2階建て校舎(昭和38年築)を分解して、
E-ディフェンスへ運搬し 補強無しと有りの2棟の試験体に分けて構築したそうです。
今回は、そのうちの1棟の補強しない(無補強試験体)に、人工地震波(震度6弱)を用いて 水平1方向加振する公開実験でした。
建物が大きく揺れているのを目の前で数秒観察、あっという間に終わりました。短時間でしたが、実際目で見ないとわかりません!見学して大変よかったと思います。
浄土寺の国宝 浄土堂は、奈良の東大寺南大門と並んで天竺様建築を代表する建物です。
西暦1192年に創建され昭和32年まで約770年間一度も解体されなかったそうです。
昭和32年3月より2年半の解体修理工事が行われたそうです。一番の特徴は、お堂の背面の透かし蔀戸から差し込む西日が化粧屋根裏に反射して阿弥陀三尊を浮かび上がらせる建築的表現です。特に8月の西日が良いそうです。
今回は、いつもの会場を飛び出しバスでの見学で 大いに親睦を深めたことと思います。天候にも恵まれ事故もなく見学会ができました。
↓こちらから、実験の様子が動画で見られます。(神戸新聞のHPで紹介されています)
実験棟 全景
RC造3階建て 試験体1
RC造3階建て 試験体2
木造校舎 試験体 加振前
木造校舎 加振後
見学会 参加者