福まち建築士 2022年度
令和4年度 第1回 フォローアップ研修(オンライン)
日時:令和4年10月6日(木) 19:00~20:30
場所:オンライン研修 ※Zoom
出席者:福まち建築士 講師1名 受講者8名
その他6名
研修の様子と講師の下川さん
福まち建築士の下川さんを講師として、第1部『高齢者を巡る制度について』、第2部『在宅サービスに対応した住宅を考えるヒント 解説』、第3部『介護保険住宅改修の注意点』の3部構成として話をして頂きました。
今回は出席者が少なかったため、今年度東海北陸ブロックの後期ブロック大会女性建築士協議会で岐阜県の福まち建築士の活動を知ってもらうワークショップを行う予定でもあるので、女性委員会のメンバーにもお声がけして、4名の方に参加して頂きました。また会長とまちづくり委員長も今年度変わりましたのでお誘いして参加して頂きました。
第1部では「介護保険制度の創設」についてと「国土交通省の施策」の内容でした。9月24日に行われた新潟福祉まちづくり研究会の勉強会とほぼ一緒なので内容は割愛します。
第2部では「在宅サービスに対応した住宅を考えるヒント(案)」の解説をして頂きました。重要なことであると話して頂いたところで心に残ったのは、『高齢者が「主(あるじ)」であり続ける』ためのアイデアで、介護のしやすさ等に目を向けてしまうと忘れがちなことだと思いました。質疑の中で身体的な衰えはどうにかなっても認知症に対応するのは難しいとありました。認知症の方はこれまでの生活を大きく変えない方が良いということなので、今までの生活環境も忘れずに提案していこうと思いました。
第3部では10月11日(火)に予定している「フォローアップ研修(実践研修会)」としてもとす広域連合で行う「介護保険住宅改修適正化研修」の内容を事前に勉強しました。令和4年3月24日、25日に行った研修の内容を確認して、今回の第2部での内容を説明した後、それに沿ったグループワークを行います。福まち建築士はファシリテーターとして参加します。この研修を通して、実際に介護保険の住宅改修の申請を行う事業者さんがより良い提案が出来るようになって欲しいと思います。
質疑の様子
最後に質疑応答を行いました。今回は福まち建築士として活動している方と、そうでない方がいたので、その内容のとらえ方の違いがよく分かりました。建築士としてどんな建物でも精通しているかというとそうではないので、前会長の「みんなが福まち建築士」になれると良いなという言葉が思い出されました。