事業報告
2023年 第14回高校生の建築甲子園 岐阜県大会報告
10月14日土曜日 岐阜駅ハートフルスクエアーGにて予選大会が行われた。
出場校は岐阜工業1チーム、岐阜工業専門学校3チーム、岐南工業2チーム
関商工2チームの過去最多となる8作品が提出されました。
関商工さんは、出場者のメンバーがサッカーのインタ―ハイが開催される時期と重なり、
完成が提出期限内に提出できない状況でしたが、この予選のプレゼンテーションには
是非参加をしたいという事で参加して頂きました。
今年のテーマ課題は〝地域のくらしーまちに住む・地域に開く住まい″という事で
皆様が口にしていたように、住宅が地域のコミュニティと繋がるという事で、難解な課題
であったと思います。
それでも皆さんの作品はどれも素晴らしい作品ばかりが揃い、作品からは、考え抜かれた
アイディアや創造力があふれて、その作品の感性が伝わってきました。
岐阜高専さんの最優秀作品に選ばれた「KASAHARA CONNECT ROAD モザイクタイルミュージアムとタイル職人をつなぐ道の家」では、CGを使って内観をウォークスルーできるプロ顔まけのプレゼンテーションがなされ会場からは驚きの声がもれてきました。
審査を待つ間は、各学校の生徒さんと審査員が交流できる時間があり、普段はなかなか話せない学生たちとの交流の場となり、穏やかな雰囲気の中、様々な意見が取り交わされ
この事業が発展して継続し、より多くの学校が今後参加される予感がする大会となった。
来年度は、マスコミも会場に入れて盛り上げていきたいと思います。
2022年 第13回高校生の「建築甲子園」 ~地域のくらしーこれからの地区センター~報告書
昨年、岐阜代表に選出されました岐阜工業高等専門学校(あつまれ はしまの丘)が
全国大会へ出場され、奨励賞を受賞されました。
本日(令和5年2月02日)、賞状並びにトロフィー/記念品・賞金の贈呈式に以下のメンバ
ーで行ってきました。
(石黒会長 小川委員長 会員増強委員長 伊縫相談役
建築甲子園委員 藤原さん 成瀬 以上5名)
受賞された生徒4名は、賞状/トロフィー等をとても嬉しいそうに笑顔で受け取っていただ
く事ができました。みんなで賞金の中味を確認する姿は、純粋無垢で、「少し贅沢な物が食
べれるね」なんて話が飛び交うとても微笑ましい受賞式の雰囲気でした。
その後は、作品監督を務められた櫻木先生と石黒会長をはじめメンバー全員交えて、
次年度の建築甲子園の前向きなお話や、現在進行中の瑞浪市のプロジェクト報告のお
話・多様にわたる座談会となりました。
建築士を目指す未来の担い手と建築士会/地域社会との連携について等々、普段は聞けない
意見交換ができた1日となりました。
第10回建築甲子園(表彰)
平成30年度第1回建築法令関係講習会
第2回岐阜県建築士会建築相談セミナー
金沢職人大学校視察
大工研修会(勉強会)を岐阜県で開催したく、金沢職人大学校さんに視察に行ってきました。金沢市では、職人の技術の向上や産業の発展で職人学校を開校したのではなく、「歴史に責任を持つ文化政策でまちづくり」の考えで20年前に学校を開校しています。石・瓦・左官・造園・大工・畳・建具・板金・表具の9業種9組合より寄付を集い金沢市が出資金を出して金沢職人大学校を設立したそうです。もう本科(金沢匠の技能士)では8期生になるそうで、20年前の一期生が現在の講師をしている科もあるそうです。
視察時に武家屋敷の土壁を雪や寒さから守る、石川県の冬の風物詩「薦(こも)掛け」の準備をしていました。
修復専攻科(歴史的建造物修復士)もあります。こちらの科は本科を卒用した方や設計士の方などさらに3年間学ぶそうです。修復専攻科の加工場には色々な材料(古材)が積み上げられていました。仕口など複雑な物まであり3年間みっちり学べると思うと羨ましいです。
本科、修復専攻科に参加している年齢は30代~50代で各組合の推薦で中堅職人の方が学ばれます。卒業後本科は「金沢匠の技能士」、修復専攻科は「歴史的建造物修復士」の称号が与えられ、金沢市の仕事をする際、技能士の資格を持った方が行うなどしているそうです。また、学校が仕事を受け卒業生などが自主研究グループを作り、こちらに学校から仕事を依頼しているそうです。
事務局長がとても熱心に説明くださり有意義な視察でした。