活動報告
平成23年度岐阜地域貢献活動基金助成事業完了報告会の報告
日時 平成24年12月8日
場所 岐阜公園信長公居館跡地・岐阜市歴史博物館
第1部は午前10時20分より信長公居館跡地調査担当者の岐阜市教育委員会社会教育課信長学・市史編纂係長 高橋方紀様による信長居館跡地調査現場の説明を受けました。
谷間に展開する信長の居館・庭園が目に浮かぶようなロマンのある話が聞けました。
次に大仏町の黄檗宗金鳳山正法寺に移動し小林孝夫様よりお寺や大仏の沿革の説明を受けました。
優しいお顔を見上げながら、寒いながらも安らぎを頂いてきました。
第2部は岐阜市歴史博物館1階講堂において講演会と報告会を開催しました。
午後1時45分から午前に引き続き高橋方紀様より「信長公居館跡地について」という演題で講演を頂きました。発掘成果にみる信長のもてなしと城造りを語って頂きました。
話の中に、信長の激しい気性だけではない細やかさが垣間見られました。
続いて平成23年度助成団体による活動報告を受けました。
NPO法人 歴史文化建造物保存会・トラスト岐阜 加藤達雄様からは「信長公居館再生素案作成プロジェクト」について調査検証の経緯等の報告がありました。
NPO法人 自然、生活共生会 井上芳郎様他1名からは「郷土遺跡(石積猪垣)の保存活動と活動拠点作り」について、広報活動に活用している紙芝居「石積みしし垣物語」の披露がありました。
続いて、正法寺で説明を受けた小林孝夫様から、今度は「井の口まちづくり会」会長として平成19年以来の活動状況と今後の問題についての話をして頂きました。
その中で建築士のよりいっそうの関わりを期待されました。
最後にアドバイザーの石黒時紀様から報告団体に幾つかの質疑があり各団体が回答をしました。
自然、生活共生会様には紙芝居は実話に基づくのかとの質問があり、幾つかの事実を基にした創作であるとの回答がありました。
トラスト岐阜様には建物位置や大きさは礎石を元に想定したのかとの質問があり、発見された礎石の数が少なすぎてそこまではできていないとの回答がありました。
アドバイザーの柴田行康様からは全体のまとめを頂きました。
建築士の能力向上につとめ、まちづくりの人材を育てていく。
まちづくりを、防災を含め広い地域で考える。
自然との融合を含めたまちづくりを考える。
寒い日でしたが23名の参加をえて報告会を終えることが出来ました。