岐阜支部について
支部長挨拶
私ども岐阜県建築士会が公益法人になり3年となります。公益法人とは、公益を目的とする事業を行う法人となっております。即ち、私ども岐阜県建築士会は、社会貢献ができる団体となれるよう法人化したのであります。社会貢献と申しましても、様々な形があると思います。個人で出来る事。団体で出来る事。専門家チームとして出来る事。その社会貢献のニーズに合わせ、各委員会活動がなされております。ただ、まだまだ知名度が低いのが現状であります。これは、発信力の無さにあるのだと思われます。
先日も某大学のオープンキャンパスがございました。他の学科に比べアピール力が乏しかった為か、建築学科の学部棟前には人が集まりません。しかし、発信力のある学部棟の前には大勢の人が集まっておりました。学生の未知数の作品展は多くの方に是非見て頂きたいと、同じ建築を志す者として強く思います。そこには、夢や希望が沢山詰まった、利益抜きの、世の為人の為を考えた素晴らしい作品があります。私どもが年に一回開催しております「ゆめのおうち」という絵画展。岐阜県内の幼稚園、保育園のご協力を得て開催させて頂いております。園児の描く「ゆめのおうち」は建築を志す者にとっては、はじめの一歩にあたります。そして、大学生になり素晴らしい作品を発表する場がある。発信力があれば、この作品は多くの人の目に触れ、社会貢献の可能性をも秘めております。
私どもは、社会貢献を現在進行形で行うと共に、社会貢献のできる人材育成にも力を注いでまいる所存でございます。その為にも、市民の皆様をはじめ、これからの社会を担う建築を志す学生、若い会員、行政との連携も含め、求められている声に応えられる様な委員会活動が重要だと思われます。
専門家チームとしての社会貢献活動として、市民の皆様へのご参加を賜り、イベント、勉強会、講演会、見学会等も開催しております。そこでは、建築士として信頼されているからこそ活動できるという責任を感じております。岐阜県建築士会では、建築士としての責任と、品格を持って今後もより一層努力して参りたいと思います。